5月のショートケア
土曜のショートケアでは、音楽療法、散策、いちご狩り等を行いました。
初夏の新緑の中、近くの公園まで散策に行ってランチをしたり、春先に植えたじゃがいもを見に畑に行ったり…。畑ではいちごがちょうど赤く色づいており、畑の持ち主の方のご厚意で、たくさんのいちごを摘ませていただきました。小ぶりながらも甘くて香りの高い初夏のいちごは、ランチのデザートにいただきました。
午後のプログラムでは、フリートークや、メンバーさんに人気の「たい焼きゲーム」などを楽しみました。ご参加者からは、「いちごがおいしかった」「また散歩に出かけたいです」「たい焼きゲーム、楽しかった…!」といった感想が寄せられました。
グループカウンセリングでは、前回に続いて認知療法の基礎を学びました。認知療法は、うつ病や不安障害などの精神疾患だけでなく、困難に出会ったときやストレスにさらされたとき、それに向き合い、乗り超えていくための「心の力」を養う方法として注目されている精神療法のひとつです。
前回学んだ「自動思考」の背景にある「スキーム」や、「アサーション(自分の考えを他者に適切に伝えること)」について学びながら、メンバーさんそれぞれの感想やエピソードなどを出し合いました。
参加したメンバーさんからは、「会話や感想などを通じて人それぞれの価値観に触れることが面白い」「なごやかな雰囲気の中で認知行動療法ができたと思います」「楽しく参加できました」といった感想が聞かれました。